症状別 診療の流れ

ここでは「眼科にかかったら診察までどんな流れになるの?」にお答えします。

それでは、症状別に当日どのような流れになるのかを見ていきましょう。

症状A まぶたの腫れや痛み、まぶたがさがってきた

検査のながれ

1.眼圧測定
2.診察:診察結果によっては追加の検査が必要になる場合があります。検査の追加がある場合はその検査が終わり次第順番で再度診察に入っていただきます。

症状B 目がごろごろする、目のかゆみ・めやに、目が乾く、コンタクト装用に伴うトラブル(破片が目に入って取れない等)

検査のながれ

1.眼圧測定
2.診察:診察結果によっては追加の検査が必要になる場合があります。検査の追加がある場合はその検査が終わり次第順番で再度診察に入っていただきます。

**流行り目が疑われる場合は、眼圧測定は実施せず、直接診察となります。

★症状AおよびBでは診察結果で必要性を認めない限り視力測定は行いません。症状AおよびBで来院された方で視力検査をご希望の場合は受付であらかじめお申し出ください。

症状C 目玉が痛い、視界全体がみえにくい、中心部がぼやけたりゆがんで見える

検査のながれ

1.屈折検査と眼圧測定
2.矯正視力検査
3.網膜三次元画像検査
4.眼底写真撮影
5.診察:診察結果によっては、当日に緊急で散瞳検査が必要となる場合がありますが、大抵の場合は散瞳検査は後日で大丈夫なことが多いです。

★網膜三次元画像検査と眼底写真撮影は、問診の内容詳細によって、どちらか一方のみ実施とするか両方実施するかを決定します。どちらか一方のみ実施しても診察の結果でもう一方の検査が追加となる場合があります。

症状D 視野が欠ける、黒い物(輪っかや糸・点など)が飛んで見える、目をぶつけた

検査のながれ

1.屈折検査と眼圧測定
2.矯正視力検査
3.診察
必ず当日に散瞳検査を行います!
瞳孔を開く目薬(散瞳薬)を点眼します。散瞳薬の効果がでるまで20-30分ほど待合室でお待ちいただいてから検査となります。散瞳薬が効きにくい方は10分ごとに更に何回か点眼薬を追加させていただく場合があります。
4.網膜三次元画像検査
5.眼底写真撮影
6.散瞳後診察

症状E 健診や他科で眼科受診を勧められた(中学生以上)
 **皮膚科で目のまわりのヘルペス又は帯状疱疹と診断されて眼科受診を指示された方は必ず散瞳検査が必要となりますので症状Dのながれをご参照ください。

検査のながれ

1.屈折検査と眼圧測定
2.矯正視力検査
3.網膜三次元画像検査
4.眼底写真撮影
5.診察

★当院では、広角眼底カメラによる眼底写真撮影と網膜三次元画像検査を組み合わせて実施する事で極力瞳孔を開く散瞳薬を使わずに眼底の状態を評価いたします。眼科受診後にお車の運転やお仕事が控えておられる場合も精度の高い眼底評価が可能です。(病状によっては例外あり)

症状F 健診や他科で眼科受診を勧められた、弱視や斜視の疑いと言われた(小学生以下)

検査のながれ

1.屈折検査
2.矯正視力検査
3.両眼視機能検査(立体視検査)
4.眼位検査
5.診察
6.後日調節麻痺薬を用いた屈折検査と視力検査が必要になる場合が多いです

症状G 両目で見ると物が二つに見える、目の動きの異常、斜視の疑いと言われた

検査のながれ

1.屈折検査と眼圧測定
2.矯正視力検査
3.眼位検査
4.診察

症状H 目に薬品、化学薬品、ボディソープ、洗剤などが入った
 **来院前にまずその場で20分以上流水で目を洗うことが大切です!!

検査のながれ

1.表面麻酔点眼
2.診察
必要であれば眼表面のpHが正常化するまで洗眼を続けます
3.眼圧測定
4.可能であれば 屈折検査
5.可能であれば 矯正視力検査